「情報セキュリティの考え方が変わった!」これは、参加された多くの方が講演会後に記入していただいたアンケートに書かれていた言葉です。
平成27年5月19日(火)に、ホテルニューオータニ佐賀で開催した講演会には、約80名の方が参加され、講師である辻 伸弘氏(ソフトバンク・テクノロジー㈱シニアセキュリティエバンジェリスト)から、これまで、専門知識がなければ理解が難しいと思われがちな「情報セキュリティ」について非常に分かりやすく、御講演いただきました。
特に、攻撃する側と攻撃される側のコンピュータの画面を2つのスクリーンを用いて、デモ(実演)を行われたときの、会場の参加者の反応はとても大きかったです。知識としては知っていても、実際にこんなに簡単に他人のコンピュータに侵入できるものなのかと、聴講された方の多くが驚きを隠せなかったことと思います。
辻氏は最後にこう結ばれました。
リスクは少しでもゼロに近づける努力[予防]は大切ですが、攻撃を受けてしまった場合どう対処[制御]するかの方がより大切なのだということを教えていただきました。
今回は、主に民官業向けのセキュリティ問題がテーマでしたが、個人としてコンピュータを使っている場合でも、同じく情報セキュリティ問題については大きく関心をもつ必要があることを痛感させられました。
佐賀県高度情報化推進協議会では、今後もICTの最新動向を知るとともに、ICTの効果的な利活用を促進するための講演会等を開催しますので、次回をお楽しみに!
講演の辻 伸弘氏(ソフトバンク・テクノロジー)
2つのスクリーンを使用してサイバー攻撃の実例を紹介
森本会長(佐賀県最高情報統括監)と辻氏の対談
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