これは、講演会に参加された方からアンケートに御回答いただいた言葉です。
平成27年11月18日(水曜日)、ホテルグランデはがくれにて開催いたしました本講演会には、県内外から約110名の方に御参加いただきました。
「テレワーク」という新しい働き方について、佐賀県庁での取組内容や「さがんみらいテレワークセンター」が目指していくことについて、実際に働かれている方の生の意見に、参加された皆さんは真剣な眼差しで講演に聞き入っておられました。
今回は、多様な働き方を可能にする「テレワーク」がテーマということもあり、本協議会会員さまだけでなく、ひとり親家庭を支援されている団体さまや難病患者を支援されている団体さまなど、様々な方面の団体・個人さまにご参加いただきました。
また、基調講演の講師2名に「さがんみらいテレワークセンター」の開設にあわせて地元九州に戻ってこられた㈱パソナテックの職員や、福岡でクラウドソーシングを実際に行っておられる方を交えた対談や会場との質疑・応答の時間に70分の時間を割いたことが大変好評を得る結果となりました。
以下に本講演会の概要を報告します。
演題:「テレワークが拓く未来」
講師:森本 登志男 氏(佐賀県最高情報統括監)
佐賀県庁でのテレワークによるワークスタイル変革について講演されました。
演題:「人を活かすテレワーク」~さがんみらいテレワークセンターが目指すもの~
講師:粟生 万琴 氏(㈱パソナテック Webソリューション事業部新規事業推進担当執行役員)
さがんみらいテレワークセンター鳥栖の目指すところ、事業内容について講演いただきました。
対談者①:森本 登志男 氏 [写真:右から2番目]
対談者②:粟生 万琴 氏 [写真:右端]
対談者③:田上 加那 氏(㈱パソナテック職員 テレワーカー) [写真:左から2番目]
対談者④:福田 健治 氏(㈱パソナテック提供のJobhub登録クラウドワーカー) [写真:左端]
実際にテレワークセンターでサテライト勤務されてある田上様、㈱パソナテック様が提供されてあるクラウドソーシングサービス「JobHub」に登録し、実際にクラウドワーカーとして活躍されている福田様、前半は、お二人のテレワークの現状を中心に、テレワークが生み出す可能性について対談を進めていきました。
後半は、参加者の皆様から質問を受けていきました。「このシステムを少しでも早く普及・推進してほしい」というテレワークに対する大きな期待を持たれている声をいただいたり、障害者やひとり親家庭を支援いただいている団体様からも期待の声をいただくなど、これからの新しい雇用の選択肢の一つとして確立してほしいという皆様の強い思いを感じることができました。
アンケートを集計してみると、期待の声が多い中、懸念する声も少なからず出ています。
発注する側としては、「企業がシステムを導入する際の資金面」「情報セキュリティ面」など、
受注する側としては、「スキルアップ面」「障害者が働きやすい環境」「安定した収入」など、
広く普及していくための課題もまだまだ多くあると思います。
しかし、今回の講演会により、「能力・やる気はあるのに近くや在宅でしか働けない人材」が世の中に多くおられることを事業者の方々が知ることで真剣に検討してもらい、国や自治体が支援していきながら『テレワーク』を世の中に普及・推進していくことを強く願っています。
今回の講演会で、参加者の方に回答いただきましたアンケートにつきましては、以下に掲載しておりますので、ご覧ください。
本協議会では、今後もICTの最新動向を知るとともに、ICTを効果的な利活用を促進するための講演会等を開催していきますので、次回を楽しみにされていてください。
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